このレビューはネタバレを含みます
恨みが恨みを生み、その恨みがまた別の恨みを生む。終わりなき連鎖。。
劇場で30回は見せられたんじゃないかと思われる予告編。期待値上がりすぎてたから、普通に観たら星4くらい付けてたかもしれないけど、脚本の物足りなさを感じてちょっと低めの数字に。
なんだろなー。題材とか一つ一つのエピソードは魅力的なのに、それをうまく料理しきれていないというか。もっとハラハラドキドキする展開にできただろうに。作る人違ったらもっとおもしろくなったんだろうな。もったいない。
原作があるんだよね?
地獄少女と一緒にいる3人は原作のキャラクターなんだろうけど、一切説明がないから存在意義がわからない。現実世界で人間に紛れて活動しちゃってるのビックリだし、まだ依頼もされてないのに特定の人物マークしてるのも謎。そもそも地獄少女との関係性は?なぜ存在するのか、目的があるのかないのかもわからない。触れないなら出さなくて良かった。映画の2時間に収めるなら地獄少女一人にした方が話がスッキリしたんじゃないかな。
玉城ティナ三部作(と、私が勝手に呼んでいるw)の3本目。玉城ティナはめっちゃキャラ立ってて、1本目のウエイトレス、2本目のドS中学生に引けを取らず存在感を放ってた。独自の世界観を構築している。歌声もとても美しい。次にどんなキャラクターを演じるのか楽しみだ。
そして森七菜。何はなくとも森七菜!!!可愛すぎる。めちゃくちゃタイプ!!!『天気の子』で名前を知り、『東京喰種』でビジュアルを認識して、今回初めてガッツリ観たら演技も抜群に上手かった!!!もう、終始可愛すぎる。それが全て。環奈とガッキーに並んで、私的三大可愛い子ちゃんに認定する( ̄^ ̄)ゞ
以下、漫画版を読んでみた感想。
ネットで2巻まで読んだけど、仲間?の説明や関係性なんかについては映画同様一切触れられていなかった。
地獄少女を召喚する動機が笑えるほどチープ。掲載誌が『なかよし』だからしょうがないか。映画はその点、“永遠に続く地獄”に釣り合う深い恨みがポイントになっていたのが良かった。
地獄に対する向き合い方?のニュアンスが映画と大分違う。これが一番の差異だと思う。
映画は地獄に怯え続けながら一生を過ごしていく感じだったけど、漫画は「地獄に行くその日まで、人生を目一杯楽しむ!」みたいな前向きな終わり方だった。好みとしては後者の方が好きだけど、漫画は地獄のことを深く考えてなくて安易すぎるので、全体としては映画に軍配かな。