このレビューはネタバレを含みます
「なぜにミュージカル？」・・・という初見の感想からアニメをきちんと見た上で２度目の視聴。
割と最後まで楽しく見れました。役者さんも原作とそこまで大差なく、抵抗感もあまりありません。菜々緒さんがお綺麗すぎる。髪色も少しだけ寄せていて原作へのリスペクトを感じます。
評価も2.0から2.5にあがりました。が、しかし、ミュージカルオタクから辛めの批評をさせてください。高畑充希さんがいたからミュージカルにしたのかもしれませんが、素材殺しもいいところです。バックダンサーいらないです。素人以下。OPのコスプレお遊戯会はアニメ要素たっぷりで見ていて面白かったです。その後の路地裏？での高畑充希さんと謎の通行人A.B.Cの女性たち。衣装の壊滅的センスの無さと興ざめさせてくださるダンスの下手さ。どぅわ？どぅわ？が鳥肌たちました。ソロでいいじゃん！3人を置いた意味が意図が分からないです。演出的に必要だったのか謎です。案の定ラストの方で夜景をバックに高畑充希さんがソロで歌うシーンがありましたが圧倒的表現力でした。歌声のロングトーンも素敵です。あとは菜々緒さんのタンゴのシーンも割と良き演出だったと思います。スタイルが良いので踊り映えしますし、シーンとストーリーとの相性も良かったと思います。いきなりのオペラ座の怪人を模したシーンには笑ってしまいました。とまあ長ったらしい感想をのべましたがこの映画にこんなことを求めている私の方がお呼びでない。って感じですよね。大人しく帰ります。あ、でもでもムロさんのバーのシーンで麦茶~とか歌っていた感じの路線で全部もっていけば福田監督作品としてまた別の視点でミュージカルを楽しめたのかなと思います。日本映画でいつか素晴らしいミュージカルに出会いたいです。
エンドロールのエヴァ、銀魂、進撃、ラピュタetc...のパロディは面白かったです。なんか銀魂を観ているような気分になりました。（笑）
