きざし

十二人の死にたい子どもたちのきざしのレビュー・感想・評価

3.5
たまたま時間が合ったので鑑賞ー!


正直予告も観てないので、
誰が出てるのか、
どんな話なのか全く知らずに観ちゃいました!笑


冒頭からずっと続く不穏な音楽と、

不穏さを煽ろうとしてるかのようなスローペースな映像…



うわぁ…


これ、アカンやつやん(・∀・)


なんか最近の流行りっぽい雰囲気の演出やな~

でも、個人的にはすかん!w


最近の新鋭気鋭の監督さんなんか知らんけど…


って後で見てみたら堤監督やったww



あらすじはこんな感じ、、、


ある廃屋になった病院跡に若者達が集まってきた。

彼らは、自殺するために今日集まったのだ。

集合時間になり、ふと気づく。

あれ…?

なんか一人多くない?

しかももう死んでるやん(・∀・)


そっから、自殺より先に謎解きが始まる、、、



そこら辺のツッコミ所は満載ですが、

なかなか真相が掴めないところは秀逸。


おそらく原作が優秀なんだろう。



しかし、演出がウザい。

ウザすぎる!!!😅



早く死にたい奴と、
そこまでじゃない奴と、
謎解きがなんだか中途半端に絡みあってぐだぐだする感じ…?



今時の若い役者さん達はなかなかよかった。
キャラの作り込みすぎが目立つけれど、、、


特にギャル系のことか、
ビジュアル系のことか、
眼鏡の男の子はよかったかな~🙆🎶



主役の杉咲花ちゃんは、
前から気になってた役者さん。

彼女の目が良いんですよね~😊💓



今回のようなキャラクターはなかなか似合ってると思いますが、、、



残念ながら主人公が何をしたいのか、
どんなの気持ちなのか、、

共感が殆どできなかった。


主人公なのに共感できないのは、
かなーり残念!!



結局、オチがどうなるのか?
っていうのと、
そして、杉咲花ちゃんはじめ役者さんの魅力でなんとか最後まで引っ張ったような気がしました。



ラストの落とし所はよかった!


ちょっと演出はダサいけどww



エンドロールでかかった「ロイヤルコンセプト」の曲、

それが、ラストの彼らのシーンと重なって見えた。



それって、
私がかつて大好きでよく通った
「クラブスヌーザー」というクラブイベントでかかっていたのを思い出したからだ。


クラブで朝まで踊り明かし、
明け方に皆で盛り上がる曲たちを掛ける。



疲れきった体を振るい立たせるように、最後の力を振り絞って、最後の曲たちに捧げる。


その高揚感、


その夜を共にした皆と、

そしてこの楽しかった夜とのお別れの寂しさ、

早朝のキラキラした眩いばかりの朝日、


そんな中でそれぞれ帰って行く、


夢のようなあの夜から、
また朝の現実に戻っていく、あの感じ…


それを思い出し、ちょっとセンチメンタルな気分になった。


それぞれの道、それぞれの人生、


私たちの人生はバラバラにだけど、

そこで奇跡的に交わった人たちは、

きっと一期一会の奇跡なんだろう。


でも、きっと、あの夜を皆覚えている。


あの共有した気持ちを…


そんなことを思い出させるラストだった。
きざし

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