kvartira

十二人の死にたい子どもたちのkvartiraのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

一本でミステリーを楽しみ、人の生死を考え、非常に満足度の高い映画でした。
自分もかつては死にたい子どもでしたが、死なず30代になり、やっと人が生きるということがどんなことが分かってきたような気がします。
今作においては、登場人物たちは生きることを選択しましたが、決行していても、それは価値のあるものだったのだろう、人が生きるということはその長短でも死の方法でもなく、それだけでやはり価値のあるものなのだ、と現在の私は考えます。
こんなタイトルで、最初に殺人を宣言した挙句、1人も死んでいないということに作者の明確なメッセージを感じました。
キャラクターではセイゴが一番好きです。
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