福井康之

十二人の死にたい子どもたちの福井康之のレビュー・感想・評価

3.5
原作のタイトル見たときに「12人の優しい日本人」を思い出して…もちろん「12人の怒れる男たち」も…ですけど、優しい日本人の方が個人的に好きなので。

「彼のことは…ひとまずゼロバンと呼ぼうか…」

個々にそれぞれが"死"を決意して、ネットを介して廃病院へ集まったにも関わらず、多数決で1人でも反対する人がいたら話し合うってそもそも意味がわかんない…ていうか、そこから物語がある時点でもう結末はおおかたみえてしまってる。

「命にまつわる大きな選択。」

でも、興味がわいて原作読んだらよかったんでね。

「自殺なんかって…オメェが言うのか⁈」

非常にわかりやすくばら撒かれた伏線を丁寧に回収していくだけですけど、これから活躍するであろう…既に活躍している人もいますが…若手の俳優陣にも興味があったし、みんないい演技でした。

「俺は人を殺してるんだ。」

原作と若干の違いはあれど、映画もよかったです。
福井康之

福井康之