ほ

十二人の死にたい子どもたちのほのレビュー・感想・評価

3.6
サスペンスミステリーを装って実際はジュブナイル。

あっ!と驚くような展開は無く、身の上をそれぞれ話す箇所は急だなと思ったけど、テンポが良くて飽きずに見れた。
物語的な都合で話す場面や心理描写の雑さは気になったものの、そもそも"死にたいティーンエイジャー"なのだから大人や普通のひとより情緒不安定なのはそりゃそうだろうな、と解釈した。
なので希死念慮が希望に変化するのは、そう変には思わなかった。後味も良い。
評価が低いのは、冒頭の部分を裏切ったからだと思う。ジュブナイルものとして見たらふつうに面白い。
あと、じぶんがこういう「中学生/高校生感全開の話が好き」というのもデカい。

あと、美少女設定の人物がほんとうに「美少女」として視聴者側も納得するのは珍しいな、と思った。(いうて登場人物全員美男美女俳優なので差異が視聴者からするとわからない場合が多い。)

余談、予告映像は一見の価値アリ。映像作品としてワクワクする。
ほ