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悪魔はいつもそこにのsanyaaanのレビュー・感想・評価

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
4.0
【広い様で狭く、関係ない様で繋がっている、繰り返される世界】654

《感想》
いやいや、思った以上におもしろかったです。

ただ前半戦がなかなか重い。
主役のトムホランドもなかなか登場しないし、
出てくる人物は、みんな根性が腐食しているし...。
この先どうなって行くのだろうと不安になるが

後半戦から物語が徐々に繋がって行き、
子供が成長して青年になって
同じ様な出来事が繰り返される。

人生が繰り返される...
うーむ、分かる気がします。

★牧師
映画では牧師や神父は悪く描かれている事が多い。
現実も一部にはあると思う。
今回の映画の様に、存在の無い神を利用して
女性に近づくのは、ホントに「下衆の極み」意外何物でも無い。

★信仰
映画〝沈黙〟がよく分かる。
生贄を捧げれば、元氣になるとか
神に願えば生き返るから、人を殺すとか
信仰は恐ろしい。
神なんて居ないですよ!お告げは幻です。
映画の前半戦はそんな場面が多いです。

《物語》
2020年アメリカ映画。
南太平洋戦争を経験したウィラードは、神に熱心に祈り始めます。それを息子のアーヴィンにも教えますが、妻のシャーロットがガンになったことによって今までにも増して祈り、息子にも強要します。この頃からアーヴィンは負の連鎖が続く人生を歩むことになります。
主演は『スパイダーマン』でピーター・パーカー役を務めるトム・ホランド、アーヴィンの父親役として『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』でペニーワイズを演じたビル・スカルスガルドが務めるなど、他にも多くの豪華俳優人が揃った話題のNetflix映画です。
(以上「映画ウォッチ」より)

監督
アントニオ・カンポス
出演
トム・ホランド(アーヴィン)
ビル・スカルスガルド(ウィラード)
ミア・ワシコウスカ(ヘレン)
ハリー・メリング(ロイ牧師)
ロバート・パティンソン(プリストン牧師)
イライザ・スキャンレン(レノーラ)
ヘイリー・ベネット(シャーロット)

《こんな話》
・信仰心
・代々伝承

《関連する映画》
・沈黙-サイレンス-(語らない神)
・スポットライト 世紀のスクープ(神父や牧師の不祥事)
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