ホットギミック ガールミーツボーイのserinaのネタバレレビュー・内容・結末

山戸監督4作目

今までの中でダントツ狂気じみた世界観で掴み所なかった。

山戸監督の独特なセリフ・散りばめられた装飾品・浮遊感のある音楽・微妙に不安定なテンポ感の絶妙な不自然さが色褪せない。極端な偏見と極端な理想がぶつかり合ってて、その中にジェンダーや世間の不平等さに対する怒りみたいなものがところどころ露骨に露わになってた気がする。相変わらず、いい意味で意味不明で不思議なんだけど、今回もしっかり中毒的だったなあ。

でてくるキャラクターほとんど嫌い。もはや同じ人間として見たくない。ラベリングしようがない者たちが集ってる。って思う前半、終わる頃には全員を愛せちゃう。