通りすがりのアランスミシー

まっ白の闇の通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

まっ白の闇(2017年製作の映画)
1.2
拷問、薬物中毒の恐ろしさというより作品自体が拷問。

監督の訴えかけは良くわかるしやりたいことも良くわかるのだが、この作品に関してはそもそもフィクションである必要がない。

中盤の薬物依存から抜け出せなくて問題を繰り返してしまう描写はあまりにも変化に乏しく、またセラピーでのグループミーティングも言いたいことをなんでもかんでも言いたい限り言い切っているのでそれならドキュメンタリーでやれば良いのにと思ってしまった。

本作を見て映画の編集は省略の美学という言葉を思い出した。