ご存知、福本伸行原作ギャンブル漫画の金字塔『カイジ』の中国実写版。
カイジ役は眞栄田郷敦に激似のリー・イーフォンさん。初見でしたが、中々魅せる熱い男。そして利根川ポジションをなんとマイケル・ダグラスが勤めるというサプライズ。正直舐めてましたが、日本実写版と異なり『限定じゃんけん』のみをじっくりと見せてくれたのが潔く、とても楽しめました！このクオリティで再現してくれるのであれば、一刻も早く『鉄骨渡り』や『Eカード』をプリーズ！
ギャンブル作品は絵的には地味になりがちなのでしょうが、VFXを多用したド派手なアクションシーンをふんだんに織り混ぜることで、ほどよくメリハリをつけている。日本実写版では藤原竜也の絶叫だったり、アニメでは立木文彦のナレーションがその辺の役割を担っていたということを改めて認識しました。
ただし、脈絡のない心理描写がいきなり挿入され過ぎて困惑することもしばしば。これって中国映画のお作法なのかしら。また、本作では『ピエロモード=覚醒カイジ』というルールのようですが、もう少しピエロのデザインを格好いいものにして欲しかった。ジョーカーみたいのとか『仮面病棟』のデザインとかね。
