見るつもりはなかったのだが、流し見していた中でベラが可愛すぎてついガッツリ見続けていつの間にか見終えていた。
ストーリーは王道。アクシデントで飼い主ルーカスの元に「Go home」が出来なかったベラが2年半かけて漸く我が家を探し当てる物語。
なんと言っても欲望に忠実に、そして飼い主ルーカスが大好きなベラの忠誠心に何度も笑顔が溢れ、ついでに涙も溢れる。
成り行き上、ピューマの子供を育てたり、雪山で出会った同性カップルに世話になったり、ホームレスに利用されたりと道のりはとてつもなく長いのだが、それでもルーカスとの思い出を辿って懸命に家に帰ろうとする。
健気な思いに何度胸打たれたことか。
互いの意思を伝え合う手段の言語を持たない犬という生物がどれだけ尊いもので、健気でかわいい生き物なのかを痛感することが出来た。
そして、同時に気軽にペットとして人間の娯楽用に飼うものでもないとも思えた。彼・彼女らにとって飼い主は絶対であり、人間よりも短い生涯を
捧げる対象となるのだ。世話もできないのに飼おうと考えていた自分が情けない…
ベタ中のベタだが、泣けること間違いなし。
