荒野の狼

ベラのワンダフル・ホームの荒野の狼のレビュー・感想・評価

ベラのワンダフル・ホーム(2019年製作の映画)
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カワイイ可愛いワンちゃんが、なんと600キロもの道のりを、BGM付きでハラハラドキドキ、出会いと別れ、つまりいろんな経験をして一家の元へ帰ってくる。こんな感動的な話が他にあるだろうか? 否、そうそうあるもんじゃない。そうじゃなくても従順なワンちゃんがCGで更に従順に、けなげな仕草と表情に、こいつはたまらん。でもしかし、もしこれが人間だったらどうだろう。訳あって遠ざけたのに、帰って来ちゃったらこれほど嬉しいだろうか?すごく困りはしないだろうか。以前に増して愛おしいと思えるだろうか?
ワンちゃんはなぜ自分だけがこんなに可愛がられるのかを疑がう事はない。それが人間の気まぐれとエゴだとも思わない、もちろん飼い主の貧富の差、美醜を問わない、だからいいのだ。
べつに動物映画はいい、でもそこに人間感情を被せてしまうのは禁じ手だ、動物を勝手に人格化してはいけない。

歳のせいもあろうが、あれだけチャーミングだったアシュレイ・ジャッドが、イヌに比べてぜんぜん魅力的に見えないのは、こりゃあしょうがないね。もしかしてCGで劣化加工してないか?
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