なーまる

ダウントン・アビーのなーまるのネタバレレビュー・内容・結末

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

テレビシリーズのファンでした。
映画化は、キャラも多く描き分けも難しい中、通常なら数話かけて行う物語の展開も、2時間の尺の中では難しいと思っていました…が、
巧みな脚本によって世界中のダウントンアビーファンも納得の仕上がりでした!

当時の王族の実際のお家騒動と
物語の設定を組み合わせているのは見事で
(史実:王女メアリーが夫と不仲であること、
物語の設定:イザベラと王女は普段より親交がある等)
ドラマ版にも増して素晴らしい屋敷の引きのショットやダンスシーンの豪華なドレス(長女メアリーの最後のポールルームでの白と黒のロングドレスの見事さよ…)は眼福で、物語の説得感をより増させていました。

バローにパートナーが見つかったり
(トムもでしたね。でもバローよかったね…バロー)
バイオレットに死期が近づいていることが分かったり、
デイジーは自分の人生を肯定できるようになったり
ドラマから続くキャラクターの物語をちゃんと着地させているのも、見ていて感動しました。
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