Uえい

シャドーのUえいのレビュー・感想・評価

シャドー(1982年製作の映画)
2.5
サスペリア、ゾンビ後の作品。13日の金曜日が流行った後らしく、アメリカンホラー?的な要素が多くて見やすい印象。

『暗闇』というミステリー小説の作家ニールが主人公。プロモーションのためにニューヨークからローマに訪れると、ニールの身近な人物が次々と殺される事件が発生する。。

オープニングの音楽が最高すぎた。これが有名なゴブリンか。ライブ行ってみたいなあ。

主人公ニールの小説をヒントに殺人が繰り返され、死体の写真を撮る様は、ジャッロを撮影するアルジェント自身の様なメタ的な怖さも感じた。
批評家が出てきて、フェミニズムについてなどを尋ねるシーンなども同様で、8 1/2みたいだった。
他にも、ジャーナリストの友達が殺されるシーンで(カメラワークが凄い)、音楽をBGMと勘違いさせつつ本当は実際に流していたり、最後のシーンで血が出る偽物のカミソリを使うトリックなど、監督の内側を曝け出そうとしているかの様な不思議な印象だった。

フェリーニ繋がりだと、過去回想で白いワンピースの女性と砂浜に行くシーンなど、アマルコルドを思い出した。
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