Boss2054

麻雀放浪記2020のBoss2054のレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
4.7
何て感想を書いていいか分からない。
私は、麻雀も出来ないし、チンチロリンも出来ない。
よって、麻雀のシーンも、チンチロリンのシーンもその盛り上がりが実感出来ない。
ただ、何かを伝えようとしているコトだけは、理解出来るが、それが何か分からない。

恐らく、今のまま放っておくとこうなってしまうだろう近未来のニッポンを舞台に、
昭和20年から雀士がタイムスリップしてくる。
彼は、そんなニッポンに戸惑いながらも勝負師として生きて行こうとする。
過去に戻るために…。

その展開の力強さに圧倒されてついつい最後まで観てしまった。

主人公は執拗に過去に戻ろうとする。
そして、そこからやり直そうとする。

ひょっとしたら、
そこからやり直して来た筈の未来、
つまり、今のニッポンは、
その頃、その時代の人たちが夢見たニッポンなのか?
コレで良いのか?
ト云う話なのだろうか?
ラスト、醜く破壊されたベッキー演じるAI搭載のロボットの残骸は、
そんな未来、つまり、現在のニッポンを否定する表現なのだろうか?

さて、斎藤工さんのエネルギッシュな演技を観ながら想像してしまうのは、
シン・ウルトラマンだ。
どんなウルトラマンが登場するのか、
今から楽しみで仕方がない‼︎
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