いつも思うことだけど、邦題がいまいち..
邦題の「連鎖」は、悪いことが次々連鎖していくということらしいけど、原題の돌멩이は「石ころ」という言葉で、映画の主題が全く変わる。
知的障害のソックが、自分の意思をうまく伝えらず周りに一方的に犯罪者に決められてしまうのは、まさに돌멩이ということではないのか。
原題がまさにこの映画に合っている。
「連鎖」と思って観れば、事実に関係なく声が大きい方にどんどん流れていく韓国あるあるの連鎖。
でも、「石ころ」は、どんな場面でもソックが中心からズレない。
ソックの水切り(石飛ばし)は、「石ころ」の意思を表していたのではないか。意思を持って水面を飛び跳ねていく。
ウンジがノートに描いた絵はソックではなく義父だった。
真実は何だったんだろう。
最後まで晴れない気持ちで観て、重〜い気持ちで帰りました。
これから観るなら、「連鎖」ではなく「石ころ」というタイトルと思って観た方がいいと思います。
