10月15本目の試写会は「復讐のトリック」。東京国際映画祭提携企画、コリアンシネマウィーク2018にて鑑賞。
時は1948年、第二次世界大戦後の韓国で起きた死体なき殺人事件。現場に残されていたのは切り取られた指一本。残りの死体は切り刻まれて燃やされていた。
前半は、山崎貴か(?)と思われるほどノスタルジックでオシャレな画面。日本映画の影響を色濃く感じる。
映画はこの1945年の若きマジシャン(コ・ス)と謎の美女(イム・ファヨン)のロマンスと、1948年の法廷シーンが、交互に挟まれる形で進んでいき、少しずつ、過去に何が起こったのか、法廷で検事がどう戦おうとしているのか、が明らかになっていく巧みな構成。
ミステリーとしても「本格」か(?)って思ったけど、終盤の謎解きは韓国ならではの熱くて痛そ〜な展開。やっぱり韓国映画だな〜。
原作はアメリカのミステリー作家ビル・S・バリンジャーの「歯と爪」。2017年に亡くなったキム・ジュヒョクの遺作でもある。
主人公の「コ・ス」が溝端順平に見えて仕方なかった(^^)