まいこ

ジェミニマンのまいこのレビュー・感想・評価

ジェミニマン(2019年製作の映画)
3.5
@TOHO六本木
わ〜待ってました映像革新(৹ᵒ̴̶̷᷄﹏ᵒ̴̶̷᷅৹)♡青いウィル・スミスならぬ、細胞分裂ウィル・スミス!!なんと製作に20年近くの期間を費やされたよう。目玉の次世代映像体験 <3D+in HFR>が出来る!!とのことでワクワク期待を持っていったのですが…?

まず、【3D+in HFR】注目ポイント!
①フレーム数250%による次世代映像体験
②若いウィル・スミスは100%CG
③演技とアクションによる相乗効果
④見えていなかったものを見る

そして【ウィル・スミス】の注目ポイント!
①技術力で作り上げられた若スミスと生演技で勝負する現スミス
②若スミスの涙は現スミスの涙
③カンフーならぬバイフー
④自分がアクションシーンを演じている気分に
⑤顔の血管まで見える高性能カメラを使用しているため新たなメイクアップ技術


以下思ったこと



『 大丈夫。結局は、みんな大丈夫なんだ。あなたも。 』



・次世代映像体験
映像(映画)への没入感というより、ファンタジー系とはまた違った"人間がリアルなゲームの世界に入り込んだ"没入感を味わえます。アクションシーンになった時に顕著に現れる。
特に一人称視点に切り替わる時。「いやこれゲームやん。」となりましたし、異様にフレームレートが高すぎて目が追いつかない可能性があります。残像(老い?)。イメージとしてはゲームセンターのドンパチゲーム加速バージョン。
またその点に関して【 映画のフレームレートを巡っては、アン・リー監督やピーター・ジャクソン監督のようにより高い方が良いと考える人がいる一方で、映像がなめらかすぎてかえって安っぽく感じられるため、あくまで24fpsフォーマットでの視聴を訴えるケースもあります。】というパターンもあり、結局これは好みなのかなあと思いました。
ただ一つ言えるならアクションは言わずもがな、で、水のシーンも素晴らしかった。


・細胞分裂ウィル・スミス
これはかなり凄いものだと思った。InstagramにCGだけで作られたCG人物のアカウント(ヘンリーではない)があるんですけどそれの倍行くレベルの凄さ。マジで違和感無い。唯一あるとしたら後頭部がめっちゃ違和感。自分だけかな。笑わない後頭部って感じ。後頭部以外はなんとかなってる。


・まずそもそも、4K/3D/120fpsに対応している映画館が日本に幾つあるか。
せっかくなら最高設備で。


・全部ひっくるめて
正直あまりにも映像体験させたいがために、各シーンがブツブツで世界観土砂崩れ。ゲームのQTE(クイックタイムイベント)、ブラックミラーの選択式作品のよう。
ストーリーは真っ先に伊藤計劃かと思いました。悪い意味で。
ただ、映像に関しては革新かと言われたらその通りな気もしますし、ウィル・スミスの【口調・闘い方・知性・見識】といったものを若スミスと現スミスで比較してみると面白いのは確か。

それにしてもストーリーが個人的にジョン・ウィック以下であるのがいただけないです。惜しい。ウィル・スミスは充分堪能できるので、前人未到の映像体験がしたい!もしくはウィル・スミスファンの方!は絶対に観るべし!!!!
まいこ

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