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テルアビブ・オン・ファイアのr1aceのレビュー・感想・評価

4.5
東京国際映画祭一本目。

イスラエルのパレスチナ人問題を
「コメディ」というジャンルで
見事なまでに面白おかしく仕上げた大傑作。

「映画の中で作られるドラマの脚本」の話なので、
関係者たちの歯に衣着せぬ、
豪速球な言い回しがとことん面白い。

「このイスラエルの軍人、優しすぎる!おかしい!」
「そうだ、とりあえず子供を殺させるかっ♪」
↑こんなやり取りが最後まで繰り広げられます(笑)
…もちろん、この言葉の裏側には
悲しすぎる事実と現実あるので
笑ってばかりもいられないのだが。

ラストも見事、安易なハッピーエンドでもなく、
現実的なバッドエンドでもなく、
未来に希望を持たせる素敵で明るいラスト。
素晴らしい映画、としか言いようが無い。
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