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マチルド、翼を広げのnonのネタバレレビュー・内容・結末

マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画らしく洋服や部屋の装飾、風景などの色彩がとても鮮やかで綺麗。マチルドの着ている洋服もとてもおしゃれで可愛い。特にタイツの色が好み。学校の廊下にあった青いラインもすごくよかった。あと、学校から家に向かう途中にある円形の公園も印象に残った。小さなフクロウくんも可愛かった。最初に放鳥した時の飛び出す所とか、警戒しながら手に乗る所とか堪らなく可愛い。喋っていたのはマチルドの心の声なんだろうな。でも、フクロウの存在があったからこそ、自分自身と対話が出来るようになったのだと思う。最後にはありのままの母を受け入れることが出来て、解放されたということかな。じんわり泣けた。好きな作品。マチルド役の女の子がとてもよい演技をしていて好感が持てた。父親役のマチュー・アマルリックさん、見たことのある顔だと思ったら「毛皮のヴィーナス」の人だった。そして、ノエミ・ルボフスキー監督は「カミーユ、恋はふたたび」の方だった。なるほど、どちらも優しい作品。ってか、母親役を監督自身が演じているの観終わってから知った。
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