憎っくきアイツのお話。

ウイルスセキュリティの会社に勤める主人公フジワラは、パソコンのOSのアップデートに敏感な男であった。
何か出来事が起こるたびに、何かしようとしている時にWindowsはアップデートをし始めてしまい…

ネタ系ポータルサイトの雄、デイリーポータルZのライター、大北さんの短編監督作。
主人公含め出演者の半分くらいはそのライターである。
上司役の住正徳さんの演技が思っていたより上手。
Windowsとの付き合いも長くなってきた身としては、あの意味があるんだかないんだかわからないアップデートに悩まされた経験はやっぱり思い出深く、監督も同じような経験してきたんだろうなと思うと感慨深い。
お話自体はコメディで舞台っぽい感じ。
20分足らずの短編なのですぐ見終わります。

YouTube、プープーTV年末年始期間限定公開。
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デイリーポータルZである。
私がデイリーポータルを見始めたのは、もう17年近く前になるだろうか。
まだZの付く前で、こんなに面白いサイトがあるのかと毎日更新を楽しみにしていた。
あれは2004年だっただろうか、大阪でのニフティのイベントにデイリーポータルZのライターさんたちがやってくるという。
室井佑月がやってくるとかもあったような気がするがそんなことより、前述の住正徳さんのファンであった僕は『おとなの自由研究』というデイリーポータルZの本にサインをもらおうと鼻息荒く向かったのだ。
デイリーポータルZの担当っぽい方にその本を見せながらライターさんがどこにいるか尋ねたら、林雄司さんを紹介されて、それはそれでうれしかったんだけど、住さんのサインが欲しいって事が伝えたすぎて林さんに対してちょっと失礼な感じになってしまった。
その事が未だに忘れられないくらい後悔と反省をしている。
デイリーポータルZを見なくなった時代もあったけれど、今はまた毎日楽しみに見るようになっている。
あの頃とは違い、母体はニフティではなくなってしまったけれど、林雄司さんと住正徳さんと僕とその当時付き合っていた元彼女で写っている写真はまだ捨てられず残っている。
妻に見つかると面倒だし、捨てるべきかなぁとも思うけれど、なんとなくまだ捨てられずにいる。
元彼女に対する未練とかそういうのはないけれど、思い出としてしばらく寝かしておこうかな。たぶん10年後も同じ事言いそうだが。

オフィスワーカーのあるあるネタがたくさんで笑ってしまいました。テンポ感も良い。全体に、舞台のコントでも出来そうなネタが多く、映画でやるからこその演出は少なめ。もっとシュールだったりびっくりする展開があってもよいかな？とは思いました。

映画として面白くないし、コントとしても全然面白くない。ひたすらにスベり続けてるのに、映画はそれが普通のこととして話は進んでいくからヒャッとする。こういうのはシュールっていわないしカオスでもない。映画と会話劇的（この映画は会話劇にもなってないが）なお笑いってのは相性が悪いんだと思います。