このレビューはネタバレを含みます
東大卒のフリーターが銭湯でバイトを始めると、夜は死体処理に使われていた。
演劇チックな演技に最初は慣れず見ながらも、それぞれのキャラが立ってるのがすごく魅力的。
特に松本が最高。どこにでもいそうな、陽気で誰からも好かれるようなマイルドヤンキー。裏では殺しから足を洗えず苦悩していて、状況を甘く見る和彦に苛立つシーンもめっちゃいい。
銭湯で人殺してるテーマ、東大卒コンプレックスが殺しで認められる同僚に向けられるこじれ、新鮮で面白い。サスペンスとコメディの塩梅がちょうどよく、時間も2時間弱で楽しい映画だった。