『幸せには、なりたいけどねぇ…。』
鑑賞している時はスローテンポ過ぎで
無駄なシーンが多いと感じていたけど
冒頭に挙げたセリフが出てくるような
一見無駄に感じるシーンの積み重ねが
この作品を忘れ難いものにしている。
ヒロインと仲良くなる過程がスローで
長過ぎるとか、手伝わせるつもり無い
のにそのモンタージュ要る❓とか、
気になってツッコミたくなる部分が
観てる時も意外に楽しいし、後から
ジワジワ〜っと効いてくるカンジ。
ノワール的な題材なのでアクション
シーンもあるんですがそこが意外と
シッカリ作られてて安っぽさとかは
全く感じられなかった。
登場人物は少ないが全員を丁寧に
描写してるので悪役でさえも嫌い
になれない。
ラストとか意外な人物が絡んで
こうゆう着地にしていくんだと
少し感心した。
題材も作風も異なるけれど去年の
カメ止め同様に作品の中のすべて
が愛おしくなる良作でした。
お勧めです❗️