先日観た『コンフィデンシャル 国際共助捜査』のチン・ソンギュがめちゃくちゃ格好良かったので、そういえば、本作でもええ味出してたよな、と思って久しぶりにBlu-rayを引っ張り出しました。
よって薄味レビューを味付けし直し、再投稿します。
観始めたけど、途中寝てしまった。次の日は朝から『ハント』を観に行ったので、続きを観るのは、その後になっちゃった。
『ハント』のカメオを知らなかったから、劇場で、おおっ‼︎となったわ。
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さて、本作。
2回目の今回の方がさらに面白かった。キム・ユンソクは相変わらず良い!安定のユンソクやね。チュ・ジフンも上手い。いろんな監督が、彼を使いたいと思うの分かる気がする。
本作は実話を基にしている。
警察の捜査の対象となっていない、データベースにもない殺人事件を暗数殺人というみたい。
ある事件で捕まったカン・テオ(チュ・ジフン)は、余罪が7件ある、とキム刑事(キム・ユンソク)に告白する。
冷静でかなりの知能犯である。
獄中で法律を勉強したりしている。
そこから、キム刑事は、テオにこれでもかっていうくらい翻弄される。供述を得るために、テオにまあまあの額のお金を渡した。
しかし、翻弄は続く。
いや、もうこれはもはや愚弄だ!
なんだその不遜で偉そうな態度は?
なめんな、この野郎!だ。
自己顕示欲の塊であるテオに対し、学習能力の高い?キム刑事は、ある時から“我慢比べ戦法”を使う。ここの心理戦やその流れがすごく良い。面白い。
聞き出すのでなく、言わせるのだ。
そんなキム刑事と共に捜査をするのが、チョ刑事(チン・ソンギュ)だ。キム刑事の熱意と信念に動かされ、協力する。こんな相棒いいな。実直で、根気と体力も十分にある。
果たしてテオの余罪を暴けるのか。
捜査をしている現在から犯行のあった過去への場面移行がスムーズで、編集技術も優れている。笑えるポイントも二つ三つあったけれど、シリアスな内容を茶化すほどのものではなく、バランスがいい。
ひとりの刑事の執念を見た。