「ハイ・ライフ(吹替版)」
クレール・ドニがロバート・パティンソンを主演として制作したSFスリラー。刑の免除と引き換えに地球外で「性」の実験に参加することになった重罪人達。クレール・ドゥニらしい物語よりも映像を優先するスタイルを堪能するために吹替版で鑑賞した。
なんかよく分からないけど、朝イチで観たからなんとか集中して観れたし、それなりには面白かった。文学的に理系的かつ哲学的内容を扱った作品で、多分何かしらのメタファーがあるんだろうなとか、深いことを考えながら観たけどその辺はよく分からなかった。
ジュリエット・ビノシュの演技が絶賛されているので、字幕で観るか直前まで迷ったのだが、映像を堪能するという意味では吹替で正解だったと思う。字幕で観たらもうなんのことやら…
相変わらずミア・ゴスの顔芸も凄かったし、リドスコの「オデッセイ」とかモルテン・ティルドゥムの「パッセンジャー」ジェームズ・グレイの「アド・アストラ」みたいなSFスリラーが好きな僕にとっては案外満足できた。
性欲を観たしてくれる装置はなんとなくウディ・アレンの「スリーパー」っぽさを感じた。