"私は私でよかった"
高校2年になった岡田卓也は新たなクラスで新学期を迎えたが、入院中で面識のないクラスメイト渡良瀬まみずへの寄せ書きを届ける役をおしつけられる
「私…いつ死ねるのかな?」
"発光病"という未だ解明されていない不治の病を患う渡良瀬は臨床研究の対象として桜仙総合医療センターに入院していた
「いいことおもいついちゃった。」
卓也は渡良瀬が大切にしていたスノードームを誤って壊してしまった罪滅ぼしとして"代行体験"を頼まれる
「卓也君て…たまに優しいね。」
病院から出られない渡良瀬の叶えられない願いを代わりに体験して感想を聞かせているうちに卓也は彼女に惹かれていくのだが、同時に卓也に隠された過去が明らかになるにつれて、渡良瀬にも死の恐怖が迫りくる
「こんな所に閉じ込められて死ぬのを待つだけなんて残酷じゃないですか?」
ジェットコースターに、メイドカフェ、バンジージャンプの「しなぁ〜い!」は笑ったよ。それにしても、卓也氏めちゃくちゃ優しいし、人から聞きたいこと聞き出すの上手いね。
「"たまに"が余計だよ。」