いはん

第三夫人と髪飾りのいはんのレビュー・感想・評価

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)
3.8
すごく美しい映画でした。会話を最小限に抑え、観客自身に空白を想像させる。そんな映画でした。

ある無垢な少女が、14歳で嫁ぐ。
いろんな感情が芽生えていく。
男尊女卑の社会で、少女は徐々に女性であることの意味を理解する。これ以上の悲しみを生み出さないために究極の選択をする。
もう一人の少女。
思想の自由が制限された社会で生まれ、育った。それにもかかわらず、彼女の中でこの男尊女卑の社会に対する反抗心が芽生えた。
切った髪を見つめる鋭い眼差しは、彼女の進む道の険しさを物語っているのかもしれない。
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