昨年ワーナーブラザーズのTwitter企画で応募したらイーストウッド監督作品の特大ポスターが当たりましてね、ラッキーと思ったらほとんど未鑑賞だったんですよ(笑)
そのうちの1作品がこちら『運び屋』でした。
イーストウッドさんが麻薬の運び屋になる
くらいにしか情報がなく、また暗い感じなのかなーと敬遠していました。
当方、かの有名なボクシング作品にトラウマがありまして…
ただ、劇場鑑賞初イーストウッドとなった『クライ・マッチョ』がなかなか良かったので、少しだけ期待して鑑賞。
調べたら、大好きな『グラン・トリノ』以来の監督主演作品だったんですね!
話の流れはシンプルで、これまで家庭を顧みず仕事に生きてきたご老人が、運び屋になったことと同時に家族の大切さを思い知る話となっておりまして、さすがイーストウッドな感じで引き込まれました。
あくまでも主人公はイーストウッド。
周囲の人間に色々与えても、彼らがどう変わったかなんて描かない。
この辺りが昨今のグダグダ周りを巻き込んでよくわからなくなる人間ドラマとの違いか。
まあ、良くも悪くも不器用な退役軍人役の話でした。
アンディ・ガルシアやローレンス・フィッシュバーンら名脇役を、本当に脇役遣いできるのもイーストウッドだからなのかな。
大好きなブラッドリー・クーパーでさえ、あの役回りなのだから、さすがイーストウッド(何度だって言いますよ)
ところどころ刺さるセリフがありましたが、きっと数ヶ月したら忘れていそう。
またいつか見直したい作品ではありました。