このレビューはネタバレを含みます
老齢のイーストウッドは、不器用で嫌われ者のおじいちゃん役がとても合うなと感じる。
また、グラントリノと主演が同じだが、キャラや展開、話の設定もやや似ている。
家族と向き合ってこなかったことを後悔し、それを少しでも取り戻そうと犯罪(麻薬の受け渡し)で金を稼ぎ始める主人公。
しかし、晩年の妻から愛にお金は必要ないと言われ、本当に大切なことは何かを今更ながらに気付くこととなる。
定刻通りに麻薬を送らないと殺すと言われている状況下で、妻の死に目に会おうと駆けつける主人公に感動した。
それはつまり、「自分の命を捨てでも家族を優先した」ということ。
グラントリノもそうだが、
愛を学んだ主人公がその愛に殉じる というオチはとても良い。