のどか

運び屋ののどかのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.4
ずっっっっと気になってたやつ!
監督が自ら演じてるのね!?!?衝撃的すぎる。

商売に失敗し、家族にも見放された孤独な90歳のアールが運び屋として人生を取り戻そうとする話。

見終わったあとは本当になんとも言えない気持ちになった。
90歳という年齢からの商売なんてそりゃなんもないだろうけどだからといって運び屋に手を出してしまうんだよなぁ、、まぁ無事故無違反のドライバーだから天職と言ったら天職、そして年齢の事もあり疑われる事がまずない。
デイリリーを育てる農家をしている時よりも運び屋をしている時の方が人生楽しそうで上手くいってて皮肉だなと。
犯罪だから良くないんだけど、捕まって欲しくもないし、かと言って警察官もとても良い人で頑張ってて応援したいし、誰もを応援してしまうような不思議な気持ち。
麻薬組織の人達も数人はアールの人柄に惹かれてゆったりと任務をするようになったり、なんでここまで家族と拗れたかなぁと思うくらい良い人なんだよなアール。
警察官もアールが犯人なのが分かってショックな顔をしていてとても悲しい気持ちになった。
ほんとになんとも言えないんだけど、見てよかったなとは思える映画だった。
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