春巻

運び屋の春巻のネタバレレビュー・内容・結末

運び屋(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会で鑑賞しました。

家族と仕事、どっちが大事か?みたいなくそベタなテーマでここまで迫力がある映画にできるのが、クリントイーストウッドの凄さだと思う。

簡単にいうと、運び屋という悪の仕事が、自分にもう一度家族とやり直す機会を与えてくれる、という映画だ。運び屋はまた、古いピックアップトラックに象徴されるような、老人の過去へのこだわりや、スマホへの嫌悪、外国人への差別をも緩和していく(グラン・トリノっぽい)。

運び屋をしている時に流れている、アメリカンなBGMが好みだった。僕は今年アメリカを横断旅行する予定だが、あんな感じで運転したら楽しそうだ。あと、最後の血まみれで運転しながらヘリコプターに追われるみたいなくだりが、パーフェクトワールドと似過ぎてて笑った。ああいうのがすきなのか?

かなりイーストウッド推しの映画だった。演技の味がぱない。ひとことひとことに説得力を感じる。長生きしてほしいです。
春巻

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