ロアー

Papi Chulo(原題)のロアーのレビュー・感想・評価

Papi Chulo(原題)(2018年製作の映画)
3.7
番組中、突然泣き出してしまったお天気キャスターのショーン。休暇を取るよう説得されたショーンは、家のデッキの塗り替えに雇ったラテン系移民エルネストとの交流で孤独を埋めようとするが・・・

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いい映画だったけど、マッボマが痛々しくて可哀想でホント観てられない映画でした。開始3分で泣き出したマッボマにもう胸が痛む。

広い家にぼっちで、元彼のことが忘れられなくて何度も電話を掛けたり写真を見返したり、早く次の恋を見つけて幸せになって〜って思うけど、後半また新たな事実が発覚して辛みが増して、とにかくマッボマの可哀想が過ぎました。

エルネストを雇ってからは、ロクに言葉も通じないけどとにかく誰かと話したくてお喋りが止まらないマッボマに、お友達ができてよかったねってホッとしつつもやっぱりそんな姿も痛々しくて結局辛い。

「あなた彼に狙われてるんじゃないの?」って心配する奥さんに「こんな太ったおじさんに魅力を感じるのはお前だけさ」なんて言ってたけど、マッボマが本当にちょっとエルネストのこと好きになっちゃってギクシャクしたりして、ヤダもうホント見てられない。これ以上傷つかないで。
エルネストに見捨てられたと思ったマッボマの必死さとボロボロになった姿も辛かったけど、傷ついてる人間がまた前を見て歩けるようになるには、やっぱり時間や寄り添ってくれる友達が不可欠なんですね。

それにしてもマッボマがお天気キャスターだったら毎日欠かさずニュース観ます。雨の日はダンスしてくれるらしいし何それ超観たかった!!
それに、強いけど柔らかい日差しの下でマッボマがめちゃくちゃ綺麗に撮られてるところも素敵な映画でした。
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