映画武士道

ジュラシック・エクスペディションの映画武士道のレビュー・感想・評価

3.5
《夏の恐竜映画祭り開催中》
夏はやっぱり恐竜だー!ということで最近恐竜の映画を見まくっています。

結論としてはいい感じのB級です。
※B級映画大好きな人限定&スタートレックファンなら見てもいいんじゃないかな?って言える


題名からしてもうB級以下確定とわかって見てるので狙い通りのB級作品ですよ。むしろ私的には正直私的にはかなりいい出来だと思っています。

この作品はスタートレックの世界観のSF作品になっています。(私はスタートレック大好きなのでだいぶ甘目なので注意。)
武器とか宇宙船などの装備などもほぼスタートレックなのでスタートレック好きな人はそのあたり楽しいです。

劇の始まりはスタートレック感バリバリの宇宙船の中での生活から始まります。
主人公は若手宇宙軍将校の男。
そしていきなり開始1~2分で主人公のSE○シーンが始まり度肝を抜かれます。(なんでいきなりエロシーンなんだ?と思ったけどスタートレックでエロシーン少なかったのでスタートレックの世界観でエロは貴重なシーンかも)
エロをしていると叔父さんで上官でもある大佐がいきなりやってきて司令官がお呼びだ!
とエロを中断させて主人公を連れて行く。
呼び出された先で司令官に主人公は新しく見つかった未知の居住可能な地球型惑星の探査の隊長をやってみないか?と誘われる。(スタートレックでよくあるエピソードで移民先の可能性になりうる居住可能な地球型未知の惑星の探査に出かけてめちゃくちゃ危険な目に遭う)

ぜひともやってみたいっす!というやる気満々の主人公。見事隊長に選ばれることからストーリーは動き出す。
主人公は軍人一家の生まれ(父親は宇宙軍で伝説的な男だったらしい。故人)若手のエリート。一応優秀?という設定っぽいが劇中ではあまり優秀な感じはない。ミスしまくり。だけど性格は強気。暴力的。アンドロイドを破壊するのが趣味のやばいやつ。
そんな主人公がコンビを組むのがメインヒロインのアンドロイドの女の子。めちゃくちゃ優秀な美人な科学将校。
そしてレンジャー部隊(下士官)の部下数人と叔父さんの大佐(階級は上なのですが現地での指揮は主人公という編成)と一緒に未知の惑星の探査に出かける。
という話。

そこから未知の惑星での探査と生活が始まるのですが、、まずいきなりレンジャー隊員の部下一人が現地の水を素手で触ったら(やめとけっていったのに)謎の病気が発症し発狂。暴れまわった挙句に自殺して死亡。
その後叔父さんの大佐がお散歩中に謎の光に連れ去られ行方不明に。
行方不明になった叔父さんを探している最中に・・・やっと出てきました!待ち望んでいた恐竜ちゃん!(今作品のウリの恐竜要素ですね)。
この作品の恐竜はめちゃくちゃ強いです。なんせ攻殻機動隊の装備のような光学迷彩能力を備えています。
簡単に言うと透明になって集団で襲ってくる肉食恐竜なんです。
まあ勝てるわけないですね。
大佐の捜索中に襲われたレンジャー隊員はそれでもなんとか応戦して生き延びていたのですが、主人公である隊長がなんと出会いがしらの誤射部下を射殺。(なにしてん・・・どじっこか・・・)
主人公はなんとか一人基地に逃げ戻ったのですが、レンジャーリーダーから部下はどうした?と言われ恐竜に襲われた死にました。と嘘を言ってごまかそうとする。(主人公やばいやつすぎる)
結局嘘がばれてしまうんですが、仲間同士が殺し合いをしかねないやばい雰囲気なのを救ったのがヒロインのアンドロイドちゃん。
アンドロイドだけあってめちゃくちゃ頭がいい。現場検証をして(主人公は殺してしまった仲間の死体はその場に放置していた)これは事故です!仕方ありません!と弁護しその場を収める。
このめちゃくちゃさ加減、たまらないですね・・・
一応もめごとが収まった後、監視機器が行方不明になっていた大佐の姿をキャッチ。大佐の救出に向かう主人公と部下たち。
大佐を見つけ出すものの、既におかしくなっており自分を殺して逃げろと連呼するだけ。
そんな大佐を放っておけない主人公だったが大佐は目の前でいきなり自殺。
さらにその場に光学迷彩してた恐竜たちが来襲!
主人公以外の部下は全滅。(といっても部下のレンジャーは既にレンジャーのリーダーしか残ってなかったけど)
そんな絶体絶命なピンチの主人公を救ってくれたのはアンドロイドちゃん!ほんと優秀。文字通りアンドロイドちゃんしか勝たん。
恐竜は光学迷彩してるんですがアンドロイドちゃんだけは機械の目でかなり高性能な探査機能があるので光学迷彩してる恐竜でも丸わかりなんで唯一倒せる設定みたいです。
そんなアンドロイドちゃんはなんでそれまで活躍しなかったかと言うと主人公がアンドロイド差別者でアンドロイドは引っ込んでろ!みたいなスタンスだったため。(ほんとこの主人公は・・・)
生き残ったのはアンドイドちゃんと主人公のみになり・・・
二人になっても惑星の調査は続行。そこから二人きりの生活が始まります。(この時点で全滅の危機なんだから母艦に救援を求めるなり撤退の指示仰いだ方が・・・)と思うんですが試合続行です!
果たして二人は無事生き残れるのか?
というところでクライマックス。


まあ・・・ストーリーはめちゃくちゃですね!!
でもB級はこのめちゃくちゃさがたまらない。
個人的にはスタートレック感ばりばりのSFものだったので面白かったです。
ネタバレになるから書けませんがラストもB級ならでは・・・とだけ言っておきましょう!
映像はB級にしてはやるじゃん。みたいな感じです。

恐竜好きというよりもスタートレック好きで変わり種の変化球の作品をここらでちょっと見たいかな~という人向けの作品です。
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