監督の最新作『思い、思われ、ふり、ふられ』の公開に合わせて、鑑賞。

図書室で勉強をする同級生に恋をした女子高生(演:仲里依紗)。
勇気を出して、彼に声をかけた彼女だったが……。

三木孝浩監督による初期短編でありながら、主演･仲里依紗、彼女の友達役に吉高由里子という、中々に豪華な役者陣。

しかも、この時点で、若手女優の"その時にしかない輝き"を映像として残している確かな実力には、本当に感服させられた。
(冗談抜きで、この映画に登場する仲里依紗は、これまで観てきた中でも、最高レベルの可愛さ。)

本作を観ていて改めて分かったことは、監督が恋愛映画という以前に、｢他者を理解しようとすることの美しさ｣を描いているということ。

本作では珍しく、三木監督本人が脚本を手掛けているということもあり、その原点が凝縮されているようにも感じた。

数分間の中で、しっかりと人物に感情移入させて、心を揺れ動かす物語。

そして、映画の要素(文字や音)を巧みに使いこなした効果的な演出には、ささやかながらもハッとさせられた。

シンプルなようでいて、見終わった後には秀逸さに驚かされるタイトルといい、全ての要素において、かなり、レベルが高い傑作短編だった。

• #It's_so_quiet.
• #思い、思われ、ふり、ふられ
• #シリーズ:短編(邦画)
• #シリーズ:初期短編

仲里依紗と吉高由里子が可愛い

夏って感じあの風と図書館と。手話大事だよね。