大一

映画ドラえもん のび太の月面探査記の大一のレビュー・感想・評価

4.0
映画館で久々に見たドラえもん。
脚本を辻村深月さんが担当したり、広告の尾形真理子さんの絶妙なコピーから見たさが高まり鑑賞。opから良くて「ああ、やっぱりドラえもんっていいなあ。」としみじみ。南極大陸ではのび太たちのデザインがすごい可愛かったけど今回は漫画のデザインに近い印象を受けた。重要なキャラクターであるルカが転校生の設定からのび太たちの学校生活の様子が前半で描かれていてよかった。学校ってやっぱりいい。異説バッジはドラえもんが簡単に説明するけど、つじつまとかを深く考えてしまって難しかった。ストーリーとしてはSFをしながら友情と想像力について掘り下げるいいストーリー。ノビットの発明品のくだりやかぐや星の話まで綺麗に伏線がつながっているのがとても良かった。ディアボロのふすまのデザインがカッコよかった。ラストの展開はすごくSFチックで胸が熱くなった。子供も大人も楽しめるコンテンツを作るという難しさが身にしみた。予告で流れた別れのシーンや最後のシーンは分かっていてもやっぱり感動する。ゲスト声優で俳優やお笑い芸人を起用しながら要はしっかりとした実力のある人を当てているため違和感もほとんどなく引き込まれる。吉田鋼太郎がすごい。エンドロールの演出もすごくいい。
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