映画武士道

霊幻道士Q 大蛇道士の出現!の映画武士道のレビュー・感想・評価

2.6
お盆といえば霊幻道士!ということで霊幻道士3本視聴予定の2本目の作品です。

結論から言えばかなりガッカリ。

旧作の霊幻道士の正統後継の作品と言うことですが、旧作の良さをあまり受け継いでいない印象を受けました。残念です。

ストーリーはキョンシー退治を生業とする師匠の霊幻道士と弟子の2人が生活する街に師匠の霊幻道士がずっと昔から片思いしてる女性がシャムから帰ってくるというところから始まる。
師匠は帰ってきた女性と相思相愛の関係にはなれるのですが、同業の霊幻道士の道長(道教集団のリーダー)が謎の変死を遂げてキョンシーにされたりといった事件が発生。
その事件の背後にはシャムから帰ってきた女性を狙う大蛇道士の暗躍があった。道長を殺し、シャム帰りの女性を狙う白蛇道士と主人公の霊幻道士が戦う・・・というストーリー。


一応キョンシーものなのですが、ストーリーのメイン構成は主人公の師匠の霊幻道士とシャムからずっと女性を追いかけてきた呪殺を行う大蛇道士の呪術バトルと言った感じの作品です。
大蛇道士もキョンシーを操ったりするのですが、イマイチ呪術バトルが盛り上がらない・・・日本は呪術バトル漫画の描写が発達しているためかなり見劣りし地味に映ってしまいます。
そしてギャグ要素も旧作同様に入っているのですがあまり笑えず滑りがち。
そして何よりキョンシーが特徴あるあのピョンピョン跳ねる歩き方をしないで普通に歩いてる!これはキョンシーのキャラ付けの大事な設定をぶち壊す悪手ですねえ~。いただけません。

良いと思ったところは旧作でもあった息を止めればキョンシーは襲ってこない!という設定は生きており鼻をつまんで息をとめてキョンシーの襲撃から逃れるシーンは懐かしい!という気持ちにさせられました。

あとは他にこれと言って褒められるような要素はなく特徴ある敵がいたりキョンシーが出てくることもなくストーリーも面白いといえる要素があまり見つからない感じでした。

残念ですが、正直あまりお勧めはできない作品です。
やっぱり凄いキョンシーが出てきてそれと戦う方が面白いですね。
あとキャラが弱い。イマイチ印象に残るキャラがいないです。
さらに言えばサイクックバトルの描写が地味でちょっと面白くない。
映画武士道

映画武士道