KnightsofOdessa

クワイエット・プレイス 破られた沈黙のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

3.0
[藪をつついて蛇を殺すストロングスタイル] 60点

前作で弱点が分かったので藪をつついて出てきた蛇を片っ端から殺していくストロングスタイルで展開される。なので、今回は基本ソロプレイで進んでいくし、最終兵器があるので家族が離散してんのに妙に心の余裕がある気がする。それにしても"音のしない恐怖/音を出せない恐怖"というよりも"敵兵に気付かれないよう進め"というゲーム的な感じなので、そこにいるかのような恐怖を共有するというよりも他人のプレイ映像を見させられている感じになっているのが、この微妙な空気の正体だろうと思う。最終兵器を持って皆脳筋になっちゃったので、あんまり隠れもせず銃を構えてるし、静かな時間の余韻がない。相変わらず設定がしっかりしてんのかフワフワしてんのか微妙なラインを付いてくるのが面白い(褒めてはない)。"ここで待ってて"って言う時のエミリー・ブラントの目が座りすぎてて怪物より怖かった。

なにやら既に次回作が決定しているようだが、ジェイソン・ステイサムかドウェイン・ジョンソンが出てきて別の映画になる気がする。だってもう弱点2つもあるじゃん。ハメ殺しですよハメ殺し。

※追記
キリアン・マーフィが信頼に足る人物(昔の友人)であることを示すために30分もDAY1をやってる不器用さが面白い。
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