一家の主を失いながらも、モンスターの襲撃から逃れて放浪の旅を続けるアボット一家。長男が怪我をして動けなくなったので、知り合いの男が隠れ住む廃工場に匿われる。しばらくするうちに、長女がモンスター避けのために持ち出していたラジオから、流れるはずがない音楽が聞こえるのに気づく。ビヨンド・ザ・シーという曲名をメッセージと受け取った一家は、近くにモンスターの脅威から逃れた島があると知り、探し始めるが…というお話。
やられっぱなしで逃げ回るだけだった前作と違い、モンスターの習性や弱点が知れているので、主人公が逆襲に転じる場面もあって、怖いながらも見ていて気持ちいい。似たような作品がけっこうある中で、この作品がヒットしているのはクリーチャーのデザインがいいからだろう。集音器のような頭に鋭い歯、怖さが分かりやすく伝わってくる秀逸なデザインだ。
