うさぎのみみ

蜜蜂と遠雷のうさぎのみみのネタバレレビュー・内容・結末

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

クラッシック音楽が生活の全ての人間の感想です。

音楽好きな人じゃないと少し退屈かもだけど、私的にはすごくよかった。メッセージ性もすごくいい。モチベが下がった時に観たい。あぁやっぱ音楽好きだなってなる。

欲を言えば演奏全部聴きたかった。まぁそんなことしたら本選だけで2時間使っちゃうか笑。
所々ピアノ音楽?と動き違くない?って思うところはあったけど、松岡さんの動きはピアノやってたのかな?ってくらいマッチしてて好きだった。

音楽のワクワク感も闇(闇はもっとあるから少ないか)も葛藤も書かれてる感じがした。トラウマって怖いよな。

社会人の人が生活に根付いた音楽って言ってたけど、自分がそれになってないか怖くもなった。私はどっちの人間だろって思った時に少し将来不安になるね。

あと最後に順位だけ映したのはどゆことだろ。あの手紙と関係してるんだろうけど…。
私としては、風間くんはまだ先があるし多分順位にこだわってない。良くも悪くも自分の演奏楽しんでる。
あやはいい演奏だった。でもタケル?は多分順位に執着してるから彼をこれから活かすには一位とかそゆことかな?
でもそれで順位決めていいのか?

あと、自分から風間くんの感性が無くなったのはいつだろう。あや達みたいに私も音楽が好き。でも風間くんとは違うんだろうな。昔はコンクールの感想も「ホールが響いて楽しかった!」だったのに今はそうじゃない。それが大人になるってことなのかな。
昔の感性に戻りたい。大人は失敗を恐れてるね。あやもタケル?も失敗を恐れてる描写あったし。

色んな気持ちになった。ただモチベーションは上がった。
でもこれも観て、自分には才能がない、とか不安だけになって見たくなくなった時は自分の演奏家としての姿が歪んで終わった時かなって思った。
だからまた見たい。けど観るのが少し怖い映画でもあるかもな。
音楽をやってる人間とこの映画を語りたい。
うさぎのみみ

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