小説を読んで、映画館公開当時に観ようと思っていたのに、そのままになってしまった作品。満を辞して、鑑賞。
とても、とても良かった。
この形で映画化できたのは、本当に凄いことではないかと。
藤田真央さんはじめ、ピアニスト役の演奏を務めたピアニストも素晴らしく。
役者もそれぞれ合っていたように思う。
印象に残ったのが、マサルがランニングで走るシーンを始めとする数々の美しいカメラワーク。
(ポーランド出身のカメラマンであるピオトル・ニエミイスキが担当)
元々、ランニングシーンには、バッハの曲を入れる予定で、シンメトリーで撮影したとのこと。
音楽の数学的な美しさを感じずにはいられない、1シーンで、忘れられない。
良い作品だったな。