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蜜蜂と遠雷のwoosのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
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新宿ピカデリーにて鑑賞。
2019年新作劇場鑑賞83作目。
客席は4割くらい。
テーマ「世界は音楽で溢れている」
今週のウォッチ作品

[全体として]
原作は未読。
基本的には世界に鬱憤を溜めた男が、自分の尊厳をもとめて復讐に走る様な映画を好む自分としては、気にはなっていたけど、仕事が多少忙しく観たい映画が渋滞しているこの時期ということもあってスルーする予定だった。しかし、愛聴するムービーウォッチメンのガチャが当たったので優先的に鑑賞。
コレは劇場の大音量で鑑賞しないといけないやつでしたねー。
お話は超権威があるピアノコンクールに出演するための登竜門的なコンクールに出場する4人のピアニスト達の話。

[良かったところ]
クラシック音楽はあまり詳しくないのだが、演奏が素晴らしく、特に主要4人の個性が割と音として分かりやすく区別されていて、それをそれぞれの人物のバックストーリーで補完する様に作られているので、感情移入しやすい作りになっていたと思う。
映像も美しく作ってあって、情景の説明が上手く行われていたと思う。

[気になったところ]
せっかく画で情報を説明しているのに、それを補完する様な説明セリフが入って来るところがあるので、もう少し観客を信用してもいいんじゃないいかと思った。
あらすじで説明しているほど大きいコンクールなのであれば、プレスがブルゾンちえみだけってことは無いだろう?
あと一次、二次で何人が何人に減ったのか?とか数字で示してくれた方が良かったかな。日付とか割とどうでもいい情報をテロップで出してたくらいなんだから。
片桐はいりさんがクロークの受付嬢として勝手にふるえてたが、これいる?
この辺り原作を読んだらわかるんだろうか?

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基本的にはうっとり楽しんで観てましたが、2時間に収めるにはちょっと尺が足りてない感がありました。
原作読んだひと、どうですかね?
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