これが実話とは…
かなりの衝撃作…!!
1人の脱走兵の作り話のような本当の話。
最後にこの脱走兵の年齢を知ったとき、愕然とした。
言葉を失った。
あまりに衝撃的な作品だったので、すぐに誰かに話したくなった。
誰かに聞いてもらわないと、自分の中だけでは消化できそうになかった。
戦場は生きるか死ぬかのその二択。
命からがら逃げのびて、かろうじて生きているような状況の中ー。
たまたま見つけた、乗り捨てられた車。
その車の中にあった大尉の軍服。
この“偶然”が重なって手に入れた偽物の権力。
脱走兵の彼にこの結末は想像できていただろうか。
生きるための選択だった。
それが次第に暴走していく様は恐怖だった。
もし、目の前に軍服があったら、あなたならどうする?
この作品を観た人にそう問いかけている気がする。
目を背けたくなるシーンが多く、暗い重い気持ちになってしまう作品だけれど、だからこそこの気持ちを共有したいと思った。
エンドロールがまた衝撃的なので、是非エンドロールまで観て欲しい。
148/2020