ちいさな独裁者の作品情報・感想・評価・動画配信

「ちいさな独裁者」に投稿された感想・評価

hana

hanaの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

脱走兵が偶然にも将校の軍服を手に入れたことから始まる嘘のようなリアルストーリー。お金が空から降ってきたような幸運によって、彼の人生はどう進んでいくか。

若きヘロルトが特権を持つと、ナチス政権も吃驚の事態が待っていた。特権に説得力を持たせるため、奪還されないために法も無視してやりたい放題のヘロルトに、観ている方は唖然。

収容所での暴走ぶりが酷すぎて、現実のこととは思えない。ヘロルトの絶対君主制の取り巻き達は一体どういう心境だったのか。我に帰った時に自責の念に駆られないのか。

正直、終盤のヘロルトの独裁者ぶりは見てられなかったので、ラストに明かされる彼への処罰に心から安堵した。

先日「顔のないヒトラーたち」でアレクサンダー・フェーリングを観たので、今作での180度違うキャラクターに驚いた。
脇を固めた役者たちの演技合戦が凄まじく、見応えは十分。ただ、内容がヘビー過ぎるので、何度も見返したい作品には入らないかも。
00

00の感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

終戦直前の出来事
まさに危機一髪

偶然見つけた車
彼の物語はここから始まる

軍服がもたらす影響が凄い
堂々とした姿勢
決して油断を許さない状況だが
運をも味方にしており

「人の顔は忘れん」漂う不穏な空気

数々の困難を乗り越えた大尉に
向けられる疑いの目

彼は全権限を得た時非人間的に
残酷かつ卑劣な行為で

結末にて逮捕も6名と共に…
大尉に従っただけに
巻き込まれた感が否めず

実話ということに驚愕
脱走兵がたまたまゲットした大尉の軍服を着込んでなりすまし、巧みな話術と飄々とした態度でみんなを上手いこと騙す…
というコメディっぽい内容だけどシリアスなシーン多め、そしてこの映画は実話だったりするからビックリ!

小柄な主人公には少し大きい軍服。
違和感はあるのに、その違和感を消し去ってしまうのは頭の回転が速く、機転が利くからだろうね。
軍服マジックも手伝って妙なカリスマ性もあるし、周囲はまんまと騙されていく。
んもう演技力が凄まじくいいっ🤤

いつバレるんだろうとヒヤヒヤするし、虐殺シーンはしんどいし、主人公に引いたり、感情のアップダウン激しく鑑賞した作品。

ナチスドイツ絡みだし実話だから面白かったというのは不謹慎かもしれないけれど、
エンターテインメントとしては秀逸な作品だし、グッと見入ってしまうほど面白かった。

エンドロールは「これよく撮影できたな」と心配になる反面、シュール過ぎてクスッと笑ってしまった。
エンドロールまで絶対に観て欲しい。
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0
ロベルト・シュヴェンケ監督作。

二次大戦末期のドイツを舞台に、将校の軍服を拾った上等兵が身分を詐称して権力を行使してゆく姿を描いた戦争サスペンス。

二次大戦末期、上等兵でありながら将校を装って囚人の殺戮を主導した実在のドイツ兵:ヴィリー・ヘロルト(1925-1946)の一部半生を描いた、実話を基にした戦争サスペンスの力作であります。

ドイツ敗戦の一か月前、道端に放置された車両で見つけたナチス将校の軍服を着用して大尉を装い始めた上等兵:ヘロルトを主人公にして、道中出会った兵士達を次々服従させていきながら、やがて犯罪者収容所で人道に反した殺戮行為を指揮してゆく主人公の変貌を見つめています。

権力と人間の関係性を華燭なく炙り出した意欲作で、権力を象徴する“軍服”の見えない力がそれを着用した主人公の心を支配し、同時に主人公以外の兵士の心に絶対的な服従心を生み出していきます。主人公は軍服を着用するだけで立派な将校と認められ、配下の兵士達も軍服姿の主人公が下した命令に疑うことなく忠実に従う。つまり、軍服を誰が着たかではなく、軍服そのものに権力が象徴されている点がミソとなっています。

権力を前にした人間の心的反応を、権力を行使する側・される側双方の視点により明らかにした異色の戦争サスペンス。軍服を“肩書き”に置き換えれば現代社会にも当て嵌まる身近な話であります(横柄な上司と、委縮するor媚び諂う部下の図と一致)。
辞書の「滑稽」の説明、この映画の紹介するのが一番手っ取り早いと思う。
命がやりとりがされてる緊迫する状況のはずなのに、すべてが茶番に見えるのはただのコメディーともエンタメとも違う、リアルが見え隠れしてるから。

あと普通に映像が綺麗だった。画角が面白いカットが多くて見てて飽きなかった。
これ実話?まさかやわ。単純にめっちゃ面白かった。
序盤からずっと心掴まれてて、最終的によくもまぁ吹っ切れたなぁって感じ笑

倫理的なものは度外視して考えて、あっぱれですね👏
宴のシーンとか、最後の裁判のシーンは特に刺さった。
要は度胸と魅せ方次第では、いけるとこまではいけるってことなんかな。
だ

だの感想・評価

3.6
借り物の権力でも地位さえあれば人は誰でも人の上に立つ事が出来ることが明らかとなってしまった実話。
口が立って、尚且つ手に届かないような存在の上層部の命令なんて言われれば誰もがそれを信じ、従ってしまうのか、と恐ろしくも思いながらヘロイドの堂々とした態度とその場を切り抜ける能力には舌を巻く。
こんだけ人を殺しながら結局呆気ない終わり方もへロイドらしい。
4343

4343の感想・評価

4.0
ボロボロになって憲兵から追われる脱走兵が、打ち捨てられた車で将校の軍服を発見。それを着て、将校のふりをしてはぐれた兵士などをどんどん部下にして、嘘の権力で好き放題する話。
まさかの実話で実在の人物だったとは!!

偽の身分なのに堂々と振る舞い、どんどん行動がエスカレートしていく!
面白いのは、最初に部下になった人はずっと良識人っぽかったのに最後には染まって悪事働いていること。

人は権力などによりこうもおかしくなるのか。それが戦争下などの特殊な状況なら尚更なのかな。ずっと見てみたい映画だったんだけど、なかなか機会なくて。実話とは知らなかったし、本当にこんなことあったとは。面白かったし見て良かった!!そんな感じの映画でしたー!
カルビ

カルビの感想・評価

4.1
面白い。制服効果って凄いね。
主人公は最初に怖い思いしたはずなのに立場が変わるとこの有様だし本人の性格の問題なのか誰でも残虐になるのかどっちなんだろう…
個人的に一番ツボだったのがEDで流れる映像w
まつお

まつおの感想・評価

3.6
主人公の演技が抜群のサイコ系の映画。実話ってとこで最後クソ上がる
>|

あなたにおすすめの記事