ちいさな独裁者の作品情報・感想・評価・動画配信

「ちいさな独裁者」に投稿された感想・評価

takato

takatoの感想・評価

4.2
ナチがどうとか、この主人公が~という話ではなく多くのものを象徴したブラックユーモアの見本のような良作。

荒廃しきった灰色の世界で、繰り広げられるは黒い人間喜劇。ナチズムだけでなく、ファシズム、権力、付和雷同、責任逃れ、自己欺瞞と様々な人間性の腐りきった部分を笑いで見せていく上手さ。ただ、その背後にはスウィフト的な人間存在そのものに対する疑問と怒りが低音をなしている。三幕構成で考えると少々三幕目が冗長だったかな。

このレビューはネタバレを含みます

いい物拾ってはしゃいでたへロルトが大尉と呼ばれてスイッチが入ってしまった...。

出鱈目な「総統からの直々の指令」を演じきりいかにもなポリシーを語り、制服と手帳の力を借りてナチスや現状のドイツに不信感を抱きつつある曖昧な連中を束ねていく。
ついて行く連中も疑いを持っていても都合がいいからついて行くし、殺しもする。

序盤から、秩序を乱した者には処罰をと躊躇いもなく人を殺すへロルトは、以前所属していた隊の上官の姿を真似たのだろうか。ヒトラーの姿かもしれない。
20歳くらいの若者が、収容所で役に立たない厄介者たちだからと自ら穴まで歩かせ銃撃し殺す残虐はどこで習ったのかというとナチスとそれを受け入れていた当時のドイツなのだろう。

イギリス軍からの空爆をうけて「人の命は軽くなった」と映画では言っていて戦争のおそろしさを語らせていたようだけど、実在したへロルト本人は何故大量殺人をしたのかわからない、と言っていたそうだ。まあ、それも嘘かもしれないけど。

ラスト、冬の林に投げ出された数えきれない人の骨の上を跨ぎ暗い木々の間へ姿を消すへロルト...というシリアスに耐えられなくなったのか?!あのエンドロール...
蛇足では?!おもしろかったけど。

ところで、みててスティーブン・キングのゴールデンボーイを思い出していた。
BRIDGES

BRIDGESの感想・評価

-
どんどん
行動が 大胆に
個人的には
もうちょっと
大人しくしていたら
状況も変わっていたはず
そう思ってしまった
エンドロールでの
あの映像は
仕込みなのか
どうか気になりました

いいね 75
なお

なおの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

気になってた作品。
TSUTAYA準新作110円期間でレンタル。
追われる脱走兵が、運良く逃げ延びて、またまた運良く車の中にあった軍服を見つける。
寒さしのぎで着ただけだったが、偶然出会った兵士を自分の部隊にし、大尉としてエスカレートしていく様が恐ろしい。
主人公のヘルロトや出会った兵士の心理を自分なりに考えながら観るのが面白い。
もし、最初の兵士に会ってなかったら、ヘルロトの人生もまた変わってたかも。最初に会った兵士は部隊とはぐれたと言ってたが、真相は分からない。
もしかしたらヘルロトと同じ脱走兵だったかもしれない。ドイツ敗戦前の時代で、皆自分が得になる方法を考えて行動してたのかも。
ヘルロトは実在の人物らしいが、捕まった時、21歳だったというから驚きだ!

脱走した時に追いかけてきた大尉に出会ってしまうシーンは、エッ!となった。覚えてるんじゃないかとハラハラした。自分がヘルロトになってしまってる笑

最初に出会うフライターク兵士の苦悩する表情が印象に残る。

エンドロールは現代にヘルロト隊御一行😄
hVenus

hVenusの感想・評価

3.7
ヨーロッパでは戦争中に起きた国の恥さらし的な出来事が映画化されたりしてる。日本でもこういう戦争中の実話ネタがあるだろうけど映画化はなかなか難しいだろーなー。
いーた

いーたの感想・評価

3.7
最後のエンドロールはビックリしたし、ちょっと「帰ってきたヒトラー」を思い出して笑ってしまった。本人の許可を得てエンドロール映像にしてるんだろうけど、見てる時に違う意味でヒヤヒヤしたわ笑


終わるまでずっと緊張した……。
この見てるだけで伝わってくるヒヤヒヤ・ハラハラ感。いつバレてもおかしくない状況という仕上げ方は良かった。
いい意味で早く終わってほしい(この緊張感から解放されたい)と思う映画だった。

あと主人公は脱走兵っていう認識で合ってるのかな……?最初連合軍側かと思ってたけど普通にドイツ語喋るし誰も喋り方に疑いを持ってなかったから「アッこれドイツ人か」て思ったんだけど……

一番はじめに出会った兵隊さんは薄々気付いてたのかなぁとも取れる描写だったり、結構おもしろい演出作品でした。
ichita

ichitaの感想・評価

3.3
戦争という極限状態、しかも独裁者の下での出来事。総統命令がいかに絶対的であったか。
そこを巧く利用し周囲を手名付けていく主人公。

残忍さがどんどんエスカレートしていき、完全にイカれた終盤はコメディのようでもありましたね。

でも、ま、胸糞映画だったな。
気持ち悪いお話だった。実話て……。処刑シーンが怖すぎてドン引きだった。主人公の悲鳴は人間最後の悲鳴?
ドイツ軍服かっこよすぎる、
この作品のエンディングロールは大変に心配になるので見てみるとよし、
KAZUKI

KAZUKIの感想・評価

2.8
予告ほど面白くはなかった。
軍服だけで権力を掌握していく様に、嘘だろ?っと半ば呆れ気味だけど、実話らしいし、それほど総統の命令ってだけで威厳はおろか手懐けしまう魔力があったんだろうな。
りたお

りたおの感想・評価

3.5
こういう人、きっといる。彼はマネージャー向きの人だっただけ。適材適所難しいね。
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