🤔"球状のドーナツも真ん中に穴がある。球状のドーナツではなく、穴のある小さなドーナツだ。完全な球じゃなかった…"
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映画館ぶり、2度目の鑑賞はネトフリで。
【STORY】
富豪の老人が多大な遺産を残して自殺。曲者だらけの一族だが、本当に彼は自殺したのか…?
真実の追求は名探偵ブランと、"ウソをつけない看護師" の肩に任せられた!
【一言まとめ】
●豪華キャストの魅力たっぷり
●最高のミステリーエンタテインメント
●"探偵ブラン"シリーズ続編に期待!
【感想】
『サウンド・オブ・ミュージック(1964)』の時代から活躍し続けるクリストファー・プラマーから『IT(2017)』主演のジェイデン・マーテルまで、老若男女揃いぶみの豪華キャストが大集結!
物語が進む自然な流れの中で、それぞれの魅力を余すことなく味わえる贅沢な作品です!
探偵ブランとして物語を牽引するのはダニエル・クレイグ。渋いポーカーフェイスから滲み出す温かさ・ユーモアで画面を包み込みます。探偵ブランというキャラクターのクセが凄すぎて(いい意味で)、ずっと観ていたくなります。歌ってるシーンは可愛過ぎました。笑
展開の中心には看護師役のアナ・デ・アルマス。優しく明るく誰にでも好かれそうな雰囲気ながら、目の奥に何か隠していそうにも見える独特の雰囲気が、ミステリーにぴったり。彼女の演技なくしては成立しませんでした。彼女は『007/ノータイムトゥダイ』に出演するようなので、クレイグとの共演はまたすぐ観れそうですね!
ヘラヘラと掴み所のない風来坊にはクリス・エヴァンス。
色々出ているとはいえ、最近はどうしてもキャプテン・アメリカ役のクソマジメなイメージが定着してしまっている彼が本当に "ダメな青年" に見えるのかは気がかりでしたが、杞憂でした。
キャップと同じ顔で、ニートらしからぬマッチョ体型にも関わらず、一瞬もキャップを思い出させない演技っぷり。一流俳優の実力を改めて感じました。
無性に腹立たしいおじさんにマイケル・シャノン。
どこかネジの外れた役にぴったりの "ヘレディタリーママ" トニ・コレット。
威厳のあるオーラがビンビンのジェイミー・リー・カーティス。
こういうミステリーにスパイスを与える "暗い子供" 役に絶妙な雰囲気のジェイデン君。
それに "偉大な金持ち爺さん" に適役過ぎるクリストファー・プラマー。魅力は衰えません。
「シリーズ化希望!!」と劇場公開時言っていましたが、その後シリーズ化が決定しましたね!めでたいめでたい!
探偵ブランのちゃっかりしたクセの強いキャラクターは、シリーズ化して更に愛されていってほしいです。
彼には今後も様々な事件に巻き込まれてほしい。そして「盛り上がってる所すまんが…」って宥められてほしい。
今作はミステリーとして確実に、読めるようで読めない絶妙な展開で観客の心を鷲掴みにします。
勿論わかりやすい部分もありますが、全体的に緻密に作られていてワクワクしました。
『最後のジェダイ』のイメージが強いライアン・ジョンソン監督。キャラクターの見せ方や、エンタメとシリアスのバランス感覚が絶妙な監督だなぁと感じました。
屋敷の世界観(内装や小物)も、歩き回ってみたくなる非常に素敵な雰囲気で惹かれました。
『ゲットアウト』でゲットアウトお兄さんを演じたラキース・スタンフィールドが "Get out!!" と怒鳴られるシーンがお気に入りです。
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観た回数:2回
直近の鑑賞:映画館(20.01.31)
Netflix(20.08.18)
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【引用用コピーライトメモ】
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