このレビューはネタバレを含みます
本日、2回目を鑑賞。
tohoシネマズの設備がクソオブザクソすぎてムービックスのありがたさに触れながらの鑑賞となりました。
移民問題を取り入れて現代的な作風にしてるのは初見時に良いなと思ったんですけど、2回目で落ち着いて鑑賞していると、納得がいかなくなってきた
家族が主導権を握っているときは皆んなマルタに優しかったのが、マルタが主導権を握るとなった瞬間に掌を変えたりする部分がめっちゃアメリカ風刺っぽくて良いんですけど、結局風刺だけに終わらず、対立構図を最後に持ってきてしまったのが夢がないなーと。
ラストシーンでマルタが2階からスロンビー一家を見下ろしながら、"MY HOUSE"って書かれたマグカップで飲み物を飲んでる。
結局この世は上下の入れ替わりが続くだけで、アメリカへの痛快な批判劇もまた誰かを下に見る行為に帰結してしまうのがなんとも...
結局自称フェミニストが男性を攻撃するだけになってしまったり、白人を無理に悪役やかませ犬として使う映画とかと同レベルに感じてしまった。
1階じゃハッピーエンドすぎたのかもしれないけど、ナイブズアウトという映画のマルタというキャラにだけはやってほしくなかった演出。
どういう意図があったのかは不明ですけど