kodama

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のkodamaのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

どうしよう、前評判が良かっただけにこの作品としの良さがわからなかった自分が悲しい…。
宣伝文句に書かれてる騙し合いっていうほど騙し合ってないな?容疑をかけられてるマルタは嘘つけないから他人を騙せないし、探偵役がミスリードにハマっているわけでもない。本当の犯人は別にいるんだろうなー誰だろうなーと思いながら、ハラハラドキドキするようでしない展開がしばらく続く。
冒頭の館の内部が映されるシーンがピークだった。豪華で不気味な調度品の数々…。タイトルに館ってついてるくらいだから、このへんの置物とか絵に何か伏線があるのかな〜!と思ってたら特になかった。(見落としているだけかもしれないけど)残念すぎる。絵とか像がそれぞれ登場人物のモチーフになってたりするのかなーと思ったけどただの置物、ただの小道具でした。
あのサークル状になってるナイフも飾り物だろうなと思ってたし、演劇用の小物だ的なセリフもあったからそうでしょうねとわかってたから、最後の刺されるシーンもあほやんこいつ…しか思わなかった。
あと単純にゲロ吐くシーン何回もあるのしんどい。もらいゲロするタイプなので、最後のランサムとかもうやだ〜早く顔洗ってきて〜〜!!ってなった。これスクリーンで見るのつらくない?みんな平気なの?ゲロ吐くじゃなくて他の症状にしてほしかったな…。くしゃみ止まらないとか、顔が真っ赤になるとか、色々あるじゃん?というかゲロ吐くのもトリック使われるのかと思ったけど特になく「嘘つけない設定」のためだなのがマルタ可哀想すぎる。そんな辛い設定にしないであげて…。
現代アメリカの問題を散りばめているっていう解説を見かけてなるほどと思った。アカデミー賞作品とかもそうだけど、みんな現代社会の問題をテーマにしないといけないきまりでもあるの?人種問題、経済格差などなど。
ミステリーを読んだり見たりしすぎて私の感覚がおかしくなっているようなので、しばらくミステリーから離れようかな…。
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