【彼らはシャフト】
シャフト……。
どこかで聞いたことある…。
配給と制作会社が変わっただけで、[シャフトはシャフト]だった。スイッチの「ラブ・オーバー・アンド・オーバー・アゲイン」と共にはじまり、シャフトと妻マヤが車の中でイチャイチャしているシーンから始まる。
前回と大きく違うのは、配給会社が変わったということと、何といってもシャフトの父親、シャフトの息子といった三世代で繰り広げられる[バティアクション]になったという事だ。[ジョン・シングルトン版]の前作の細切れのように出されるコメディ要素も健在。
でも本作で一番重要なのは、シャフト自身がなぜ、[組織を嫌うのか?]という根本的な謎に、本作は着目している事だ。
まさか、あの「シャフト」の続編がこのような形でお目見えするとは思わなかったし、今回も安定の面白さだった。
なんだか、お得なバティ物になっていましたとさ。