RIO

We Margiela マルジェラと私たちのRIOのレビュー・感想・評価

3.8
白はその人を映し出すスクリーン

メゾン・マルタン・マルジェラと
ジェニー・メイレンス

最初に決めたイメージ
白に始まる

パリでの春夏コレクション
「テラン・ヴァーグ」1990年
のフィルムは相当カッコ良い
アングラで

クロスをボロボロに切り刻み
あらゆるものが入り交じり
汚れたもののなかに
一種の親密さがあって温かみがある

凄く哲学的な映画だった
それぞれの存在する意味を
関わった人間が露骨に話す
背景が洗練されてる
座右の銘カッコ良いです

マルタン・マルジェラは姿を
見せないことで存在する
―― 沈黙


映画そのものがコラージュのようで
退廃的なものはありつつ前進してる
カットも芸術的でした
面白かった

現代の騒音の世界で
革命を起こして
沈黙のなか去っていった
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