白はその人を映し出すスクリーン
メゾン・マルタン・マルジェラと
ジェニー・メイレンス
最初に決めたイメージ
白に始まる
パリでの春夏コレクション
「テラン・ヴァーグ」1990年
のフィルムは相当カッコ良い
アングラで
クロスをボロボロに切り刻み
あらゆるものが入り交じり
汚れたもののなかに
一種の親密さがあって温かみがある
凄く哲学的な映画だった
それぞれの存在する意味を
関わった人間が露骨に話す
背景が洗練されてる
座右の銘カッコ良いです
マルタン・マルジェラは姿を
見せないことで存在する
―― 沈黙
映画そのものがコラージュのようで
退廃的なものはありつつ前進してる
カットも芸術的でした
面白かった
現代の騒音の世界で
革命を起こして
沈黙のなか去っていった