tsuyoshi

僕たちは希望という名の列車に乗ったのtsuyoshiのレビュー・感想・評価

4.3
東西冷戦下の東ドイツ。卒業試験を控えた生徒達、彼らが軽い気持ちで行ってしまった国家への反逆行為が各々の人生の別れ道になろうとしていた。激しい戦禍の中で許されることのない自由と主張。大人達から受ける理不尽な圧力。そんなものが、若き彼らの未来を奪ってしまっていいのだろうか。裏切りや、自分自身と両親への葛藤の末に、彼らは何を選び、何を捨てるのか。そして今まさに乗り込もうとしている列車が彼らを希望の先の、そのまた向こう、うんと光り輝く未来に導いてくれることをただひたすら祈りたい。いや、きっと導いてくれるだろう。
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