ギョギョン

僕たちは希望という名の列車に乗ったのギョギョンのレビュー・感想・評価

4.0
ああ、、これほどまでの友情が有るのかと思う一方で、自分の信念を貫くことは本当に難しいことで、信念を持っていても消化すらできず、吐き出すこともできず、自分の体の奥底に丁寧に仕舞っておく、ということを繰り返してきた身として、この作品は私に対する警告かもしれないと思った。リスクを背負うことが怖くて、(否、自分にとっての希望がリスク化する、ということか?)自分との対話を拒否する。それは良くないことと知りながら、爪先はいつも同じ方を指しているのだ。
待てよ、これは東ドイツそのものなのでは?
謂わば、私は自らの手で社会主義の「沈黙であれ」を是としている、、これは本当に恐ろしいことだ。
比較的自由な言論文化、職種選択を持ち合わせているこの世を生きているのに、なぜそうなってしまったのか? 私よ。